とは言ってもね

以前、同僚のマダム・スコビアから聞いた話によると
彼らの給料は日給８０００シリング≒３２０円らしい。

マダム・スコビア
「日給が８０００シリングで、通勤が往復４０００シリングかかるから、手元には半分しか残らないわよ～。ギャハッハ～！」

教頭と言えども、１００００シリングは大金なのだろう。

出産直前まで教壇に立ち
出産直後に教壇に戻り
生まれたてのベイビーを抱えて
運転の荒いバイク・タクシーに乗って通勤し
おもむろに職員室で授乳し（いつも目のやりどころに困ってしまうんだけど・・・）
１６０円の収入を笑い飛ばす、肝っ玉母ちゃんのマダム・スコビア。

ウガンダ人は逞しい！

頼むよ、教頭・・・

先週で期末試験も終わり
今週は教員の丸付け＆通知表記入週間。

生徒たちは讃美歌を歌ったり、奇声を発したり、ワタシに小遣いをねだったりと
思い思いに過ごしている。

高３だけは、日本で言うところのセンター試験みたいなのがあって
教育省からお役人がやって来て
お役人の試験監督の下
カリカリ試験を受けている。

ワタシは丸付けも通知表記入も終わってしまったし
教壇に立つ必要もないから、開店休業状態で
グンゼのVネックシャツに猿股チックな半パンのラフな格好（厳密に言えば、だらしない格好ですな）で
校内をブラブラ歩いていたワケですよ。

すると教頭先生に険しい表情で

「ミスター・チムリッ！」

と呼び止められた。

アフリカは教員に威厳があって、生徒の前での身なりとかに厳しいモンだから

（ヤベェ！怒られんのか？）

と思ったら

「高３の物理の試験の実技で乾電池が１０個必要なんだ！今スグ買いに行かなくてはならないんだけど、１００００シリング貸してくれないか？」

１００００シリング≒４００円

教頭のお立場にあるお方が

４００円のカネも工面できないなんて・・・

怒られるどころか、恩を売れたからいいんだけど

教頭先生、頼みますよ～・・・

余談ながら

今、ワタシが服用している

毒グモの毒を抜くための

毒々しい鎮痛剤と抗生物質

ニュータイプ

転職診断メーカーによると
ワタシはかなり高い確率で
ガンダムのパイロットに適しているらしい。

【木村仁さんに適した職業は、１．ガンダムのパイロット（適職度98%）　２．野球選手（適職度61%）　３．マグロ漁船の船長（適職度42%）です。 http://bluesnap.net/unique/jobchange.htm #uranai】

そんな栄えある職業に選ばれたワタシがですよ！

先日ウガンダの小学校を訪問した際に
板割りの演武でガキんちょ共をビビらせてやろうと思ったら
割れもしなかった。

失笑されて、拳を痛めて、心が折れただけだった。

木曜日にお尻を毒グモに刺されて
高尾山程度の腫れでしかなかったのが
今朝起きたらキリマンジャロ級に腫れていて
痛くて座ることさえできない・・・

シャアザクが体当たりしてきて
ただでさえ揺れの激しいコックピットに
オレは座れるのか？？？

結局、今日手術に踏み切ったワケですが
担当医師はキレイな女医さんで
パンツを脱がされて、うつぶせにされて
お尻に麻酔の注射をうたれて、メスで切られて
看護婦とペチャクチャ喋りながら、傷口の奥の方をほじくりまわされて・・・

担当医がドSの西川史子だったら
痛みと辱めで
オレ、確実に死んでたな・・・

頼り無さ過ぎが、ある意味ニュータイプで適職なのかもしれないけれど
遠洋漁業で落ち着いておきます。

何かいいことあるかもな・・・

親で

役満！

しかも無意味に

混一・ドラドラまで・・・ｗ

さて

出掛けてこよう！

栄養河童２（サブタイトル：ウガンダ英語）

エイヨーカッパーが消えた。

生徒もいないことに気付いたようで

生徒
「先生のネコ、今日はいないの？」（俺のネコじゃないんだけどな・・・）

僕
「えーっ！？（驚いた理由は後述します）何だあのネコのことか・・・そう言えばいないね。」

話は急に変わりますが

先日のブログで、ウガンダ人は
" Thank you for your good work ! " を " Well done ! "
と言う、と書いたように
彼らはアメリカ人とは違った単語を用いて話す傾向がある。

何の悪気もなくね・・・

【実際の会話を再現】

Student
" Hey teacher, where is your pussy today ? "

Me
" What !?  Oh, you are talking about that cat,,,  I haven't seen her this morning yet. "


１３歳の生徒に過激なコトを言われちゃったのかと勘違いして
４０のオジサンは朝っぱらから心臓がドキドキしちゃったよ・・・

栄養河童

ネコはルガンダ語で
「エイヨーカッパー」
と呼ぶらしい。

学校の敷地内に棲み付いたエイヨーカッパー

女子生徒はエイヨーカッパーが嫌がっているのに、しつこく可愛がり

男子生徒はこんな風に掴んだり、水をかけて追っ払ったりするもんだから

エイヨーカッパーは比較的ニュートラルな立場の僕に

安らぎの地を求めてきた。

とは言っても

吾輩は猫があまり好きではない。

子供の頃に飼っていたインコやカナリアが、何度も野良猫に襲われたものだから

むしろ苦手意識があって

エイヨーカッパーを避けていただけなんだけどな・・・

膝にまで乗られてしまったので

おっかなびっくりではあるけど

可愛がっている。

日頃、僕からイジられているアブラハムは

僕がネコが苦手なのを知って

「ホラ、ミスター・チムリ、来いよ！触ってみろって！ホラ！」

と、ここぞとばかりに今までの鬱憤を晴らしている。

憎らしい表情で不敵な笑みを浮かべやがって

何かムカつくな～！！