2012年7月19日木曜日

三毛猫

ウガンダ人から何度説明を受けても
作り方の説明をするのが面倒臭いのか

結局は

「エナジードリンクだ!」

のひと言で済まされてしまう、得体の知れない激マズの飲み物の「ソガム」(300シリング≒12円)

大きなポリバケツに大量に作りおきしてあって
それを肥柄杓のようなものですくって、ビニール袋に移し
冷蔵庫でキンキンに冷やされて
家の真向かいのキヨスクで売っている。


そのビニール袋に、先の尖ったストローを「プスッ」と刺して、ウガンダ人たちは飲んでいる。

肥満体の女性が、お腹の脂肪をタプタプ波打たせながら

「ウガンダ人は、このドリンクで強靭な肉体を手に入れるのよ~❤」

と言うもんだから

彼女のような肥満体にならないことを祈りつつ
エナジーのチャージのみと、強靭な肉体だけを手に入れることができるように
(衛生的には全く信用できないのだが)毎朝買って飲んでいる。

不思議なもので、アレだけマズいと思ったソガムも
飲み慣れてくると
毎朝起きる度に、体がソガムを要求するようになる。

そのソガムを売っているキヨスクの雇われ店長が、三毛猫を飼い始めたようだ。



多分この仔猫ちゃんは
ワタシが何れ買うことになであろうソガムをピチャピチャ舐めているだろうから
ソガムの衛生的信用度はますます下がる一方なのだが
可愛過ぎるんで、ガラにも無く、つい写真に収めてしまった。
(実は、そんなに栄養河童は好きじゃないんだけど・・・)

ウィキペディア先生によると
三毛猫のオスは0.1%の確率でしか生まれてこない希少種のようで

(もし、オスだったらオレが飼わせてもらおうかな・・・)

なんて、やましい気持ちは起こしませんでしたけど・・・

生殖可能なオスは

1979年 イギリス
1984年 オーストラリア
2001年 日本

で確認されているのみのようで

(ここに、「2012年 ウガンダ 発見者:チムリ」の名前が刻まれるのもいいな~・・・)

なんて、やましい気持ちも起こしませんでした。

2012年7月13日金曜日

今日一日

ウガンダはかつての宗主国・イギリスの影響か、ティータイムを大事にする。
(大事にし過ぎて、授業そっちのけの教員もいるが・・・)

それも、茶葉の風味を確実にかき消すくらいに、砂糖を3杯も4杯も入れて。
(多分、Max Coffeeはこの国でかなり売れるんじゃないか!?)


そんなワケか、茶畑やサトウキビ畑が到る所にあって
今日ウチの学校の生徒たちは
茶とサトウキビのプランテーションと工場に、社会科見学に行った。

ワタシは例のドラえもんの説明に疲れて体調を崩し、やむなくキャンセル。

と言うのはウソで
来月に控えたザンジバル旅行に向けて

(ビーチで不様な中年腹を晒すワケにはいかねー!)


と、始めた筋トレがキツ過ぎて
全身筋肉痛で全く身動きが取れない・・・

ウチの学校の寮生は、学期間中外出禁止なので
門をくぐり抜けるだけで、嬉し過ぎて発狂している。

ま、ワタシも新入社員の研修時
某Happy Island県の某Two Pine Trees市の研修所に65日間も軟禁され
週に一度、雪深い村に一軒しかないファミリーマートに外出できるのが楽しみだったから
その気持ちがわからなくもない。

生徒たちがお菓子だのサングラスだの
社会科見学には全~く必要のないモノをカバンにパンパンに詰め込んでいるのを見て
スパルタのフランク先生はムチをフリながら

「今日は遊びじゃねー!必要以上のモノは学校に置いていけー!」

と、一人一人のカバンの中身をチェックしている。

そんな中、同じく引率教員のアーノルドが
カバンの中にハイネケンを2缶忍ばせているのを、ワタシは知っている。
(それこそが一番必要無いし、お前が一番はしゃいじゃってんじゃんか!!)

昨日、講堂で行われた社会科見学オリエンテーションでは
マタヨが

「明日は7:30出発だ!絶対に遅れて来るなよ!」

と厳しく言いつけてあったにも関わらず
バスが学校に到着したのは9:00。

マタヨの面目丸潰れ・・・

ワタシは遠足費が払えなくて学校に残った生徒たちに
野菜スープの炊き出しをしてやった。


ワタシ
「ココに置いとくから、みんなで食えよー!」

生徒たち
「はーい!ありがとうございまーす!」

と、鍋を何処かに持っていったきり、返してこないので
きっと、マズ過ぎて処分に困っているに違いない。

それから、ワタシは自室にこもって、麻雀ゲーム。


国士無双をテンパったが、アガれなかった。

最近のデジカメは人の顔を認識するけど
何故かが、人の顔として認識されていた。

ドラえもんの着メロ2

職員室にて。

ワタシ
「誰かの着メロが日本の歌で前から気になってたもんだから、今からみんなに片っ端から電話するから、チョット聞かせてよ。」

教員たち
「あ~、わかったよ。」

ワタシ
「じゃあ、AからだからAbrahamから掛けるね。ピ・ポ・パ・・・。プルルルルル・・・」

アブラハム
「あ、もしもし~、アブラハムですけど。」

ワタシ
「だから、電話に出るなって!オレの電話代がもったいないだろ!着メロが聞きたいだけなんだよ!まったく、も~っ・・・」

アブラハム
「ソーリー、ソーリー・・・」

ワタシ
「じゃあ、次はArnold!ピ・ポ・パ・・・。プルルルル・・・。あ、違うな~。じゃあ次!」

と、Aからアルファベット順に掛けていって、Lloydの時に

「こんなこといいな♪できたらいいな♪・・・」

ワタシ
「コレだよ、コレコレ!Japanese Animationのテーマソングなんだよ!」

ロイド
「Japanese Anthem? ってことは、コレ日本の国歌なの?」

ワタシ
「違うよ!Anthemじゃなくて、Animation!Japanese Cartoonのテーマソング!」
(そんな軽快なテンポの国歌だったら、世界中から笑い者にされるわ!)

ちなみにミスター・ロイドは
ヒラ教員から一気に教頭にまで登りつめた「ウガンダ版豊臣秀吉」のマダム・スコビアの旦那。

マダム・スコビアが教頭になってからというもの
毎日車で彼女を送り迎えしている。
彼女を学校に送り届けたら、一旦帰ってまた迎えに来ればいいのに
何故か終業まで学校に居座り、一日中パソコンでぷよぷよみたいなゲームで遊んでいる。

(このオッサン、ヒモなのか???)

ロイド
「へーっ。じゃあ、日本の音楽が入ってるってことは、俺のケータイ日本製なのかな?」

ワタシ
「どれどれ・・・これTecno社だから(チープな)チャイナ製だよ。あの人たちは、copyrightとかシカトブッチで、基本設定に勝手に入れちゃうんだよ・・・」

ロイド
「ヒャ~ッハッハ~ッ!(笑いごとではない!深刻な問題だ!)で、どんなアニメなの?」

ワタシ
「without earsのblue cat cyborgがpoorなboyを助ける話・・・」

ロイド
「ヒャ~ッハッハ~ッ!」
と、ドラえもんの本当の楽しさも知らないのに
違った意味で大爆笑している。

ロイド
「何で耳が無いの?」

ワタシ
「ネズミにかじられたんだよ。」

ロイド
「ヒャ~ッハッハ~ッ!何でネコがネズミより弱いんだよ~!で、何で青いの?」

ワタシ
「ネズミにかじられた時に、体全体が恐怖で青ざめちゃったんだよ。」

ロイド
「何で、恐怖だと青ざめるの???」
(黒人さんにとっては、青ざめるがチョット理解しにくいらしい・・・)

ロイド
「そんな弱いサイボーグなのに、残念な少年を助けられんのかよ!?」

ワタシ
「いや、実際に敵と闘ったりするんじゃなくて、お腹に4-Dimension pocketってのがあって、そこから色んなmiracle machines を取り出して救うんだよ。」 

ロイド
「ヒャ~ッハッハ~ッ!そんなの不可能じゃん!」
(当たり前だ!そんなのアニメなんだから可能な話なんじゃんか!)

と、その日は一日中ドラえもんの説明で疲れて体調を崩し
今日の学校行事の遠足はキャンセルした。

楽しみにしてたのに・・・

2012年7月9日月曜日

ドラえもんの着メロ

ウチの学校のウガンダ人教師の誰かの着メロが「ドラえもん」で
前から気になっていた。

ま、聞こえるたびに癒されてんだけど。

今日は思い切って犯人探し・・・
じゃなくって、持ち主探しをしようと

ワタシ
「ちょっとー!!今、ドラえもんの着メロ鳴った人誰ーっ!!」
と職員室に駆け込むと

(何コイツ殺気立ってんだ!?何だドラえもんって???)的な感じで、みんなして
「ポカ~ン・・・(@_@;)」

知らないってことは、ドラえもんはウガンダでは放映されていないようだ。

じゃあ、何故ドラえもんの着メロが???

ウガンダにはチープなチャイナ製品が溢れ返っているので
きっと、メイド・イン・チャイナの携帯に
チャイナが、藤子・F・不二雄大先生に断りもせず
音楽著作権まるでムシで、入れたんだろうな~・・・

でも、癒される。

明日、教員全員に片っ端から電話をしてみて
持ち主を探し当てよーっと。

探し当てたところで、何のメリットも無いけど・・・

2012年7月7日土曜日

エチオピア料理

エチオピア人のゼラレムは通学生。

左から4人目。なかなか男前。

昼休みになると一旦帰宅し、昼食を食べてから、また午後の授業に戻ってくる。

学校給食のポショ豆も食べ慣れたとは言え、いい加減飽きてきたので

ワタシ
「なぁ、ゼラレム、俺、エチオピア料理って食べたことないから、俺もお前ん家に行ってメシ食わせてもらってもいい?」

ゼラレム
「あ、いいですよ!是非来てください!」

と、快諾してくれたので、ゼラレム宅を訪問。

と言うのはタテマエで・・・

ゼラレムには25歳のお姉さんがいると聞いたので

(彼の姉ちゃんならきっと美人だろう!)

との憶測を、確信に変えるためにゼラレム宅を訪問したのがホンネ。

ワタシ
「で、今日はお姉ちゃんは家にいんの?」

ゼラレム
「あ、もう結婚して、アジスアベバに住んでますよ。」

ガビ~~~~~ン!!( ̄□ ̄;)

(ま、エチオピア料理が食べられるし、いっか・・・)

ゼラレムのパパ
カンパラに二つあるうちの一つの、エチオピア正教の教会の牧師さん。

エチオピア料理のインジェラ
米を発酵させてクレープ状に焼いたものに、上に乗っかったシチューを付けて食す。

先輩社員の誰かが
「酸っぱくて雑巾みたいな味がするよ・・・」
と言っていたから(ってか、雑巾食ったことあんのかよ!?)
恐る恐る食べてみると・・・

かなり美味い!

かつての宗主国がイギリスのウガンダと、イタリアのエチオピアでは
食にまで差が出るようだ。

コーヒー発祥の地のエチオピアでは、コーヒーセレモニーで客をもてなしてくれる。

ゼラレムのママ

ママ
「お味はいかが?」

ワタシ
「結構なお点前で・・・」
とは言わなかったけど、かなり美味かった!

ゼラレムの3歳になる妹


可愛過ぎる・・・
癒される・・・

妹と同じDNAを持つ、アジスアベバに住む25歳のお姉ちゃんは
絶対に美人であると、確信した。