ルガンダ語では
子供から大人まで好んで使う言葉に
" Gebale ! "(「ジェーバレ!」)
というものがある。
英訳すると "Thank you for your good work ! "
和訳すれば「お疲れ様です!」といったところか。
忙しそうに働いているとウガンダ人からは
「ジェーバレ!」と声を掛けられ
授業を終えると、生徒たちからは
「ジェーバレ、ティーチャー!」と声を掛けられる。
ただ、ウガンダ人は
「ジェーバレ!」を
" Thank you for your good work ! "ではなく
" Well done ! "と英訳する傾向があり
ルガンダ語で
「ジェーバレ、ティーチャー!」と声を掛けられれば
「カーレ!」(「あ、どういたしまして!」)と素直に応ずることができるが
生徒から英語で
" Well done, teacher ! "と言われても
(俺、ステーキの焼き加減でもないし、ましてや、生徒から「ハイ、よくできました!」なんて上から目線で労をねぎらわれてもな~・・・)
と、若干違和感を感じてしまう。
昨日の夜も、遅くまで生徒の補修授業をしていると
通りかかったアブラハムから
「ウェルダン、ミスター・チムリ!」と声を掛けられ
瞬間的に違和感を感じ
反射的に「うるせーよ!(笑)」と応えてしまった。
アブラハムが気を遣って言葉を掛けているのに
「うるせーよ!」と応じたのが可笑しかったらしく
生徒たちはゲラゲラ笑っていた。
生徒
「でも先生、いくら何でも『うるせーよ!』は無いんじゃない?」
僕
「うん、わかってはいるんだけど、日本では年上から年下とか、上司から部下にしか『ハイ、よくできました!』なんて言葉は遣わないから、アブラハムのヤローごときに言われると違和感を感じて、思わず言っちゃったんだよ。」
生徒
「あ、そうなんだ~、ハハハ!」
そんないきさつがあったことを知らない女子生徒のローダは
今日の授業が終わった時に
「ウェルダン、ティーチャー!」
と僕に声を掛けると
そんないきさつがあったことを知っている他の生徒たちは
頼んでもいないのに
僕の心を代弁するかのように、一斉にローダに向かって口を揃えて
「うるせーよ!!」
と言っていた・・・
ローダは
「えっ!?アタシ何かヘンなこと言った???」
と、困惑していた。
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