昨日・今日とホームラン級の当たりをかましてくれた。
アーノルド
「大体ウチは私立だから少しくらいはカネが余るはずなのに、何で毎日3食 prisoner's food みたいな安いポショ豆なんだよ・・・」
僕は相手国の食文化も含めてリスペクトする立場にあるから
ブログで「マズい!」とつぶやくだけで、黙ってはいたけど
どうやら、ウガンダ人にとってもマズい食べ物のようだ。
アーノルド
「マタヨ、これって経理のお前のカネの遣い方に問題があるんじゃん?ひょっとして、学校のカネを横領して、マケレレ大学の女子大生と援助交際でもしてんだろーっ!?」
マタヨ
「そんなことしてるワケないじゃないッスか!」
するとアーノルドは
何の罪も無い給仕のフィオーナにまで
「そもそも、アンタが食事を運んで来るから、毎日ポショ豆なんだよ!」
とメチャクチャな論理で噛み付いた。
フィオーナ
「えーっ!?アタシのせいじゃないでしょー!」
アーノルド
「そうか、わかったよ!じゃあ、かくなる上はだな~・・・」
と、緊急に教職員組合を組織し
各教員から2000シリング(≒80円)ずつ徴収した。
集まったカネを持って
アーノルドは厨房へツカツカと歩み寄り
コックに対して
「おい!これで肉と米を買って来い!明日のランチは絶対にビーフとライスだからな!」
そして今日の昼食・・・
ホントに牛肉と米とマトケ(グリーンバナナを蒸したもの)が出てきた。
「Chairman (委員長)!素敵な企画をありがとう!!」
と教員たちも大喜び。
委員長と呼びかけられたアーノルドも
まんざらでもない笑顔。
アーノルド
「俺はキヨスクの店長だからと言って Chairman と呼ばせるフィデルと違って、正真正銘の Chairman なんだよ、フフフ・・・」
と僕にカッコつけて見せた。
本当は教員だけの牛肉と米のランチだったはずだけれど
生徒たちにも行き渡り
みんなが幸せなランチタイムをおくることができた。