心を入れ替えて
日々の私の活動報告を。
中2の物理の「学期始めテスト」の成績があまりにも悪かったので
1章終えるごと小テストを実施することに決めた。
1問につき0.1点で
「例え、20点満点の中間テストや期末テストで悪い点を取っても、この点を加えてあげるからさ。」
と提案したら
思いの他、生徒にも他の教科の先生にも評判が良かった。
(俺、先生してるな~・・・)
早速第1回目の小テスト。
試験問題を抱えて教室に
"How are you doing, class?"
と意気込んで入って行ったら
「先生、今日は生徒会役員選挙の立会演説会だから、授業は無いはずなんだけど・・・」
とのレスポンスが!
教頭代理に確認しに行くと
「アレ?言ってなかったっけ?だから今日はミスター・チムリの授業は無いよ。あ、そうそう、カメラ持ってんのミスター・チムリだけだから、写真バシバシ撮っておいてよ。ヨロシク~♪」
って、私をないがしろにしておきながら、頼る時は頼るという、何とも失礼極まりない対応を!
ま、いっか・・・
「先生、写真撮ってよ~!」
と、ウガンダは海無し国家のくせに、何故か「波止場で佇む男」のポーズを知っている男子生徒。
「先生、アタシ達も~♪」
と、サングラスをかけて一人でウケている女子生徒。
中高生があまり賢くないというのは
万国共通のようだ・・・
そして立会演説会開始。
ウチの学校はチャイムが無いので
授業終了5分前になると生徒が教室を抜け出して
鉄のタライを鉄の棒で
「ゴン!」
と鳴らしに行く。
その役職の立候補者の決意表明。
ショボい仕事なので、立候補者は中1の2名のみ。
「私が当選した暁には、1分1秒も遅れることなく、時刻をお知らせすることをお約束致します!」
と、尤もらしいことを述べていたな~。
そして、生徒会長立候補者。
立候補者
「ワタシは校舎がいつも汚れていると思うので、生徒全員が掃除に参加するような学校にしたいと思いますっ!」
生徒
「そんな面倒臭いことやってられっかー!」
「アンタには絶対投票しないからねー!」
とブーイングの嵐。
立候補者
「あ、チョット待った!前言撤回!そういう学校になったらいいなと思うだけであって・・・汗」
生徒
「ウソつけー!」
「ブー、ブー、ブー!」
彼女の落選は、ほぼ決まりました・・・
次の会長立候補者。
「この学校は校則が厳し過ぎる!せめてケータイはオッケーにしてもらいたいと思わないかい?オレが会長になったら、学校側に申し入れてやるぜ!」
生徒からは拍手喝采の嵐ですが
隣で聞いている教頭代理は
苦虫を噛み潰したような顔をしている・・・
余談ですが
プラカードを掲げた女子生徒の前にいる白いシャツの男子生徒は
「悪魔がまた憑依した~!!!!!」
と発狂して、しょっちゅう学校を抜け出す問題児。
先日も独房に監禁されていた。
(こっちの学校はやることが極端過ぎる・・・)
「ディスコを作ってくれるよう学校に申し入れてくれないと、投票しないからね!」
なんて無理難題を押し付ける有権者も・・・
やっぱり、賢くない・・・
「ディスコは作れないけど、ブレイクダンスならいつでも披露しますよ!」
と、他の立候補者は踊り始めた。
やっぱり、賢くない・・・
でも、生徒たちは大喜び!
中には
「たまには給食に甘い物でも出しやがれー!」
という
有権者の切実な叫びが・・・
これにはさすがに私も同情する・・・
投開票は来週の月曜日!
0 件のコメント:
コメントを投稿