笑える and 笑えないハプニングが幾つか発生したので
列挙することにした。
事件ファイル1:自殺未遂
お母さんに見捨てられたとウソをついて、女子生徒が服毒自殺を謀るフリをした。
遠足の日にはこんなに元気だったから、ホントにウソだったと思う。
ウチの学校は
病気の生徒には授業に出るのを免除してあげて
学校のコンピューターで、ソリティアとかフリーセルで遊ばせてあげる習慣があるのだけれど
丸二日ヘコんだフリをして遊んでいたから
多分、勉強したくなかっただけだろう・・・
事件ファイル2:献血
ウチの学校に献血車が停まって、献血の依頼に来た。
「17歳以上の子だけだぞ!」
とあれほど言ってあったにも関わらず
フリーフード欲しさに14歳の子たちまで献血をして
その晩、意識を失う生徒続出。
(普段ポショ豆しか食べてなくて栄養失調なんだから、献血なんかしちゃダメなのにさ・・・)
「先生は献血しないの?」
と聞かれたので
「かつてイギリスでBSEって病気が流行って、その期間にイギリス旅行をしたことがある人は、献血をしちゃいけないって決まりがあるんだよ。」
と応えたら
生徒がよそよそしくなってしまった・・・
「あのムズング、狂牛病だ!」
と思われているのかもしれない・・・
更に悪いことに
子供たち同士で口ゲンカになると
「お前はBSEだ!」 「お前こそBSEだ!!」
という罵り合いが広まってしまった・・・
事件ファイル3:体罰
ムチ打ちの体罰がエスカレートしている・・・
理由なんかどうでもよくなってきて
昨日なんか右側の女の子が
「ソックスをクルクルとロールダウンして履いていた!服装の乱れだ!」
という理由で
いかりや長介似のフランク先生にムチ打ちの刑を受けていた。
僕は彼女と仲がいいので
可哀想で可哀想で仕方がなかった・・・
長介似のフランクが
憎くて憎くて仕方がなかった・・・
その後フランクから
「今月はカネが無い・・・ミスター・チムリ、5000シリング(≒200円)貸してくれないか?」
と頼まれたけれど
もちろん、貸さなかったさ!
事件ファイル4:失禁
こっちにはニンテンドーやプレステも無ければ、オモチャも無いので
子供たちは、(危険なモノも含めた)身の回りのモノで遊ぼうとする。
学校敷地内に住む教頭代理の子供のアリージェンス君が
タイヤのホイールで遊んでいると
危ないからと取り上げられ
ショックのあまり、号泣しながら失禁・・・
事件ファイル5:日本語の流行
生徒たちの成績があまりにも悪いので
「君たち、答えを日本語でも書けたら、追加点をあげるよ。」
と提案したら
日本語を書くことの方に一生懸命になってしまって
更に成績が下がった・・・
「先生、physics は日本語で何て言うの?」
「物理だよ、ぶ・つ・り!」
と教えたら
授業中
「ブ~チュ~リ~!ブ~チュ~リ~!」
の大合唱が止まらず、収拾がつかなくなってしまった・・・
教員の出席簿には
アーノルドまでがカタカナで署名しはじめた・・・
事件ファイル6:交通事故
例のごとく、フィデルが自転車でフラフラと遠出している時に
ボダボダと呼ばれるバイクタクシーにはねられてしまった!
幸いにして軽傷で済んだけれど・・・
「俺のキヨスクは今どうなってる?」
「あ~、アーノルドが切り盛りしてるよ。フィデルが店長だった時よりも繁盛してるし、サービスもいいし、お前もう帰って来なくていいよ!」
「オ~・マ~イ・ゴ~ッド!明日には絶対に店に戻ってやるからな!ガッハッハ~!」
毒づいてはみたけれど
やっぱりフィデルのいないキヨスクは寂しい。
彼の一日も早い回復を
待ち望んでいる。
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