何とか死なずに
シピ滝に無事到着。
シピ滝ガイドのトーマス君。
「この葉っぱ、何だかわかります!?実はですねー!ナ・ナ・ナント!現地の人にトイレットペーパー代わりに使われているんですよ!驚いたでしょ!?」
(う~ん・・・大体予想はついたけど・・・)
僕
「あ、そうなんですか!?全く予想だにできませんでしたよ!」
と驚いて見せてあげた。
とにかくトーマス君は熱い。
語らせたら止まらない。
松岡修造と栗山英樹と川平慈英を足して3で割ったくらいに。
心の中ではコッソリと、「暴走機関車トーマス」と呼んでいたくらいに。
でも、松岡修造・栗山英樹・川平慈英ほど
ウザくはない。
むしろ、可愛げがあるくらいだ。
「この草には、根・葉・花と三つの用途があるんです。何だかわかります!?」
「いや、わかりませんね~・・・」
「根の部分はですねー!ナ・ナ・ナント!自分に災いが降りかかった時に、この根をクチャクチャ噛みながら他人に近付いていくと、災いがその人に乗り移ってくれるんです!マジックなんです!ミラクルなんです!驚いたでしょ!?」
(そんなミラクル、普通に驚くわ!)
「葉の部分はですねー!ナ・ナ・ナント!割礼を終えた男性の傷口の治りが遅い場合に、この葉を擦り込むと、早く治るんです!マジックなんです!ミラクルなんです!驚いたでしょ!?」
と身振り手振りを交えて説明してくれた。
(説明で十分わかるから、身振り手振りは必要無かったけど・・・)
「花の部分はですねー!ナ・ナ・ナント!市場でトマトを売りたい少女が、トマトの下にこの花を忍ばせておくと、少女の所にだけ客が集まるんです!マジックなんです!ミラクルなんです!驚いたでしょ!?」
(もう、何も言うことはありません・・・)
「この虫はですねー!ナ・ナ・ナント!フンコロガシなんです!牛の糞を集めて後脚でコロコロと転がすんです!マジックなんです!ミラクルなんです!驚いたでしょ!?」
(多分、マジックとかミラクルじゃなくて、虫自身の「努力」だと思うよ~・・・)
そして、僕らを危険な目に合わせかけたタクシー・ドライバーのアブダラさんは
車の中で待っていてくれればいいものを
何故か、わざわざ登山にまで付いて来て
写真撮影をせがむのだった。
続く・・・
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