あたかも生徒に問題を出すかのようにして、誤魔化している。
FIDEL
「お前は1000シリング払った。チャパティ(クレープのようなもの)とサモサ(春巻きのようなもの)とキャンディで650シリングだ。お釣りは幾らになるかわかるか?」
生徒
「ん~と・・・450シリング!」
FIDEL
「そうだ!ほら、450シリングの釣りだ。」
なんて愚かなやりとりを、何度目にしたことか・・・
僕
「FIDEL、ティーチャーズディスカウントは無いの?」
FIDEL
「生徒がカネを払ってんのに、生徒よりカネを持っている先生にディスカウントがあるわけないでしょ!」
僕
「そうかそうか・・・」
と言いながら、僕は売り物のアメを勝手に取って、舐め始めた。
FIDEL
「チョット待ってくれ!それは売り物だ!俺を破産させる気か!?」
(一個50シリング≒2円のアメ代を貰えないだけで、破産はしないと思うけど・・・)
その隙にMatayoが店に入ってきて
Matayo
「今日は何がタダなんだ?あ、ミスター・チムリ、俺にもアメ取って!」
と言いながら、ミネラルウォーターを勝手にゴクゴク飲みだした。
FIDEL
「オー・マイ・ゴッド!お前、後でちゃんと600シリング払えよ!」
すると、次にAbrahamが入ってきて
Abraham
「何?今日はeverything freeか?」
と言って、勝手にビスケット食べ始めた。
FIDEL
「お前ら一体何なんだ!ちゃんとツケとくからな!」
と言って、ノートに書き留め始めた。
しかし
僕たちは、FIDELがノートに記入するスピードを遥かに上回るスピードで
あちこちから物を取って食べ始めた。
FIDELも誰が何を取ったか、目をキョロキョロさせながら
高速で書き留めていった。
その他にも
50シリングのアメ1個買うのに、高額紙幣の50000シリング札を出してみたり
FIDELのいない隙に、ツケを棒線で消してみたりしたが
その都度、ヤツは這い上がってくる!
さすが、我が子分・・・
後になって、帳簿をコッソリ見たが
僕のツケが
Kimuli 1,100 shiling
ではなく
Kyechiliwo 1,100 shiling
と書かれていたのが、気になった・・・
続く(かも)・・・
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